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良質な睡眠のためにとりたい栄養素 ⑥トリプトファン

  • ストレス
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体や脳によい食事があるように睡眠にもよい食事がある

食欲が減退した時に、毎食、簡単な一品料理で済ませるかたも、多いのではないでしょうか。

ただでさえ寝苦しい時に、そのような食事ばかり続けていると、睡眠の質がますます低下しかねません。

 

体や脳によい食事があるように、睡眠にもよい食事があるのです。

私たちの体や細胞は、毎日摂取する食物により、形作られ、代謝をくり返しています。

眠りやすい環境を整えることはもちろん大切ですが、食事により体の内側から快眠体質へ変えていくことも、同じぐらい大切です。

ここでは、睡眠の質を高めて、暑い夏でも心地よい眠りにつけるような、快眠成分を含む食材をご紹介しましょう。

 

睡眠の質を高めるために欠かせないのは、3種類のアミノ酸です。

アミノ酸とは、たんぱく質を構成する成分のこと。

地球上に存在する栄養素のうち最古の物がアミノ酸で、原始から現在に至るすべての生命の源となる物質といえます。

 

必須アミノ酸の一つトリプトファンが欠かせない

約500種類あるアミノ酸のなかで、人間に必要な物は20種類です。

さらにこの中で、体内では産生できず、食物から摂取しなければならない物が、必須アミノ酸。必須アミノ酸は9種類ありますが、そのうちの一つが、トリプトファンです。

 

このトリプトファンは、質のよい睡眠に最も必要な栄養素といっても過言ではありません。

なぜなら、感情を落ち着かせるために働くセロトニンと、生体リズムを整えるメラトニンの原料となるからです。

 

セロトニンは、脳内の神経伝達物質の一つ。

ストレスホルモンによって興奮した神経を沈静化し、イライラした感情を抑える働きがあり、就寝時に寝つきやすい精神状態になるように助けてくれます。

 

食べ物から摂取したトリプトファンは、体内でセロトニンへ合成されます。

そして、セロトニンの一部は、夜になると今度はメラトニンへ変わるのです。

 

メラトニンは、睡眠ホルモンと呼称されるほど、眠りに深くかかわる必須の成分です。

人間の体には、体内時計と呼ばれるしくみが備わっており、1日の生体リズムを無意識のうちに調整してくれています。

 

しかし、体内時計は24時間より少し長めに設定されているため、自然の周期との間で、毎日少しずつズレが生じます。

この体内時計のズレを修正してくれるのが、メラトニンなのです。

 

朝、日光を浴びると、体内時計はリセットされ、脳からのメラトニンの分泌が、一時的に止まります。

そして、起床してから14〜16時間経って夜になると、再び分泌されるようになるのです。

 

トリプトファンがセロトニンになり、そしてメラトニンになるまでには、時間がかかります。

ですから、夜にメラトニンを十分に分泌するためには、朝食にトリプトファンを摂取するといいでしょう。

 

参考文献

https://tokusengai.com/_ct/17213293